人生のシナリオ会議~第1話~

ここは魂の故郷
あちらの世界。

そう
俗にいう
「あの世」


今日は
何年かぶりに
地球への転生を
強く希望している魂の
「とある会議」に
お邪魔しました。


ふむふむ。

どうやらこの会議では
この魂Aが
地球に転生した後の
プランを練るようです。

手元の資料には
「人生のシナリオ」
と書かれています。

会議の参加者は
魂Aの他に
審議会の委員長と
魂Aのガイドたち数名。

傍らには
仲良しのソウルメイトたちも
何人か同席して
会議の様子を
見守っているようです。


委員長「久しぶりだね、魂A」

魂A「お久しぶりです。委員長」

委「で? また地球に転生したいと?」

A「はい。
  200年ぶりにまた
  地球に行ってみたいな~と」

委「ほー。なんでまた? 地球は
  懲りたんじゃなかったかね?」

A「いやぁ、それが…正直ですね…
  こちらでの生活もそろそろ
  飽きてしまいまして (;^ω^) 」

委「飽きた?とな」

A「はい。なんていうんですかほら、
  こちらの世界って
  全部思うがままじゃないですか。
  これが欲しい!って思えば
  パッと目の前に現れるし、
  これがしたい!って思えば
  何でも好きなようにできるし
  あそこに行きたい!って思えば
  瞬間移動できちゃうし。
  できないことがないっていうか、
  何でも望みが叶っちゃうって
  いうか…」

委「望みが何でも叶って
  結構なことじゃないか」

A「いやぁ、そうなんですけどね。
  こう何でも思い通りに
  なっちゃうと…ぶっちゃけ…

  めっちゃ退屈なんですっ!!!


委「で?また地球に転生したいと?」

A「はいっ!ぜひっ!!」

委「う~ん…地球以外にも
  オススメのいい惑星あるよ?
  今度はどう?そっちの惑星に
  生まれてみるとか?」

A「いえっ!絶対地球がいいです!」

委「なんでまたそんなに
  地球に生まれたいのかね?」

A「地球って色んな体験ができる
  星じゃないですかー。
  地球でしか味わえない体験とか
  山ほどあって
  “岐路に立たされる”とか
  “窮地に追い込まれる”とか
  ワクワクドキドキ、
  スリルを味わえるアトラクションも
  多数ラインナップされていて充実!
  しかも選び放題! 転生するには
  あんなに魅力的な星はないな~♪って」

委「いや、でも君、前回それが
  かなりしんどかったって
  げっそりして帰ってきて、
  しばらく「癒しの部屋」から
  出てこなかったじゃないの。
  あそこはめっちゃ波動低いし、
  生き辛い~って(-_-;)」

A「いやぁ…でも…」

委「でも?」

A「なんていうか…めちゃくちゃ…

  生きてるーーー!!って
  実感があったんです!!」


委「ほう。生きてる実感ねぇ」

A「はい!それに…なんだかんだ
  色々あったけど今思えば

  最高に楽しかったなーーーって!」

委「で? また地球に行きたいと」

A「そうなんです~♪
  宜しくお願いします!!」

委「う~ん…確かにねぇ、実は
  地球って人気が高い星なんだよね。
  君のように『また是非地球に!』
  って志願してくる魂の
  多いこと多いこと^^;」

A「うんうん♪でしょうね♪
  わかる気がします~」

委「それにね、次こそは!って
  転生の機会を待ち望んでいる魂は
  君以外にもわんさか控えているん
  だよ。 だから、
  本当に真剣に転生を望んでいて、
  しっかりと目的を果たして帰って
  くる強い覚悟と熱意がある者じゃ
  ないとねぇ。」

A「もちろんです!真剣ですっ!
  その為のプランも
  しっかり練ってきました!!
  ウッス!!」

委「うむ。いい意気込みじゃな。
  では、どれ?
  早速そのプランとやらを
  聞かせてもらおうか。
  内容次第では却下もありうるから、
  しっかり審議させてもらうよ」

A「はいっ!」


ガイドたちが心配そうに見守る中
魂Aによる「人生のシナリオ」
プレゼンテーションが始まりました。


第2話に続く



応援クリックいただけたら嬉しいです♪